大学教育
足利大学での担当講義と卒業研究テーマについて紹介します
担当講義
2023年度
研究室での主な取り組み
卒業研究テーマ
大型望遠鏡データ処理と
天体画像作成
大型の天体観測望遠鏡データを使って、天体画像の作成を行います。電波望遠鏡や可視光・赤外線望遠鏡のデータを使用します。既存の解析ツールを用いるほか、自分で画像作成のプログラミングも行います。
汎用天体望遠鏡とモノクロカメラを用いた星の色測定
市販の天体望遠鏡と小型モノクロカメラを接続した天体写真の画像作成を行います。カメラは制御プログラムを自作し、パソコンから遠隔制御できるようにします。特定の波長のみを透過する天文用フィルターを通した観測を行い、様々な星がどのような色をしているか調べ、科学的考察も行います。
電波観測装置の開発と
測定・データ処理
様々な電波受信用アンテナを用いて、電波観測システムを組み上げます。自作した装置で様々な電波の受信を行い、プログラミングにより得られたデータの解析を行います。使用するアンテナと観測対象は以下のとおりです。
・BSアンテナ - 太陽や月の電波観測
・ダイポールアンテナ - 流星電波観測
・ディスコーんアンテナ - 周辺電波環境
夜間全天モニター装置の開発
全天カメラを使った夜空観測モニター装置の開発を行います。Raspberry Piによる撮影システムの構築のほか、市販の全天カメラのPC制御も行います。得られる画像データに対し、適切な画像処理を行いWeb公開まで行います。またこれらの一連の流れを自動化するようプログラミングすることも目標です。
宇宙観測衛星データの蓄積に向けたデータサーバ構築
天文観測衛星によって得られた膨大なデータを管理するための、SQLデータサーバの構築を行います。 最新の衛星データも取り扱います。データサーバの構築後は、有効活用するためのシステム・アプリケーションの開発などを行うか、機械学習等を活用した天体データの分類・カテゴリ分けを行います。
気象衛星データを活用した
社会情報導出
気象衛星データに対してプログラミングによる解析を行います。様々な角度からそのデータを検証し、時代や環境変化、社会問題など、浮かび上がる課題などと照らし合わせて議論します。
天文学研究および研究資料
としての3DCG制作
天文学で活用できるような、3DCGや動画の作成を行います。宇宙や天体の想像した姿のみでなく、より科学的に正確なモデリングを目指します。